シャープのプラズマクラスター加湿空気清浄機には、KI-WX75とKI-UX75があります。
KI-WX75は2026年9月に発売されたモデルで、KI-UX75は1つ前の年のモデルです。
型番も見た目もよく似ているため、違いが分かりにくい組み合わせです。
この記事では、シャープの公式情報をもとに、2機種の違いと選び方を整理します。
結論
KI-WX75とKI-UX75は、最大風量、加湿量、本体の大きさと質量、消費電力、運転音が、シャープの公表値で同じです。
違いは、集じんフィルター、統合AIサービス「NIAH」への対応、電源コード、空気清浄の適用床面積の表記の4点です。
音声で空気の様子を知らせる機能や、ペットのいたずらを抑える電源コードを重視する方には、KI-WX75が向いています。
これらの機能が要らず、空気清浄と加湿の基本性能が同じであれば十分な方には、KI-UX75が向いています。
スペック比較
| 項目 | KI-WX75 | KI-UX75 |
|---|---|---|
| 品番 | KI-WX75-H(グレー系)、KI-WX75-W(ホワイト系) | KI-UX75-H(グレー系)、KI-UX75-W(ホワイト系) |
| 発売 | 2026年9月10日 | 1つ前の年のモデル(シャープの2025年9月版カタログに掲載) |
| 集じんフィルター | nanoHDフィルター(交換目安:約10年) | 静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) |
| 空気清浄の適用床面積(目安) | 〜22畳(JEM1467:2026)、従来の規格(JEM1467:2015)で〜34畳 | 〜34畳 |
| 最大風量・清浄時間 | 7.5m³/分、8畳を9分 | 7.5m³/分、8畳を9分 |
| 加湿 | 気化方式、最大900mL/h、水タンク約3.2L | 気化方式、最大900mL/h、水タンク約3.2L |
| 消費電力・運転音(空気清浄運転) | 6.4(6.2)〜76W、20〜52dB | 6.4(6.2)〜76W、20〜52dB |
| 外形寸法・質量 | 幅395×奥行265×高さ650mm、約12kg | 幅395×奥行265×高さ650mm、約12kg |
| センサー | 5つ(ホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度) | 5つ(ホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度) |
| 統合AIサービス「NIAH」 | 対応(シャープの発表) | 2025年9月版カタログに記載なし |
| 苦み成分を配合した電源コード | 新しく採用(シャープの発表) | 2025年9月版カタログに記載なし |
最大風量、加湿量、消費電力、運転音、本体の大きさと質量は、両機種で同じです。
KI-UX75の「記載なし」は、カタログに書かれていないという意味で、非対応と確認したものではありません。
主な違い
違い1:集じんフィルター
KI-WX75は、nanoHDフィルターを搭載しています。
シャープの発表資料では、0.003μmの微小粒子を1回の通過で99.9%以上捕集すると説明されています。
これはフィルター単体の除去効果で、部屋全体での効果とは異なります。
KI-UX75は、静電HEPAフィルターを搭載しています。
シャープのカタログでは、0.1〜2.5μmの粒子を99%キャッチすると説明されており、これは約8畳の密閉空間での効果です。
2機種の数値は、対象の粒子の大きさや試験の条件が異なります。
そのため、この数値だけで集じん性能の優劣は判断できません。
フィルターの交換目安は、どちらも約10年です。
違い2:統合AIサービス「NIAH」への対応
シャープは、KI-WX75が統合AIサービス「NIAH」に対応すると発表しています。
暮らしの関心ごとや運転状況などに応じて生成したメッセージを、1日3回、本体から音声で知らせる機能です。
サービスは2026年9月30日に始まりました。
KI-UX75については、確認できたシャープの2025年9月版カタログに、NIAHの記載がありません。
ただし、このカタログはサービス開始前に発行されたもので、記載がないことは非対応を意味しません。
KI-UX75でNIAHを使いたい場合は、購入前にシャープの案内で対応機種を確認してください。
違い3:電源コード
KI-WX75は、苦み成分を配合した電源コードを採用しています。
シャープの発表資料では、KI-WX75で新しく採用したと説明されています。
ペットによる噛みつきなどのいたずらを抑えるための工夫です。
ペットと暮らしていて、電源コードへのいたずらが気になる場合は、KI-WX75が候補になります。
違い4:空気清浄の適用床面積の表記
KI-WX75の空気清浄の適用床面積は、〜22畳と表示されています。
これは新しい規格(JEM1467:2026)での値です。
シャープの仕様ページでは、従来の規格(JEM1467:2015)での値として〜34畳も併記されています。
KI-UX75の適用床面積は、〜34畳です。
従来の規格では、両機種とも〜34畳です。
最大風量と8畳の清浄時間も両機種で同じため、KI-WX75の性能が下がったわけではありません。
販売ページなどで2機種の適用床面積を比べるときは、どちらの規格の値かを確認してください。
共通している点
両機種とも、プラズマクラスターNEXTを搭載しています。
プラズマクラスターの適用床面積の目安は、約18畳です。
最大風量は7.5m³/分で、8畳の部屋を9分で清浄します。
加湿は気化方式で、最大加湿量は900mL/h、水タンクは約3.2Lです。
加湿の適用床面積は、プレハブ洋室で〜25畳、木造和室で〜15畳です。
本体の大きさは幅395×奥行265×高さ650mmで、質量は約12kgです。
空気清浄運転の消費電力は6.4(6.2)〜76W、運転音は20〜52dBです。
5つのセンサー、AI AUTOモード、AIモニター、加湿内部洗浄も、両機種に備わっています。
空気をきれいにする力や加湿の力を、2機種で直接比べた公式情報はありません。
そのため、この記事では公表値が同じ項目について、性能の優劣は判断しません。
どちらを選ぶべきか
KI-WX75がおすすめな人
統合AIサービス「NIAH」で、空気の様子や空気清浄機の働きを音声で知りたい方に向いています。
ペットと暮らしていて、電源コードへのいたずらを抑えたい方に向いています。
nanoHDフィルターを搭載した、2026年発売のモデルを選びたい方に向いています。
KI-UX75がおすすめな人
音声で知らせる機能や、苦み成分を配合した電源コードが要らない方に向いています。
最大風量、加湿量、本体の大きさが同じであれば十分と考える方に向いています。
静電HEPAフィルターの搭載モデルで構わない方に向いています。
まとめ
KI-WX75とKI-UX75は、どちらもシャープのプラズマクラスター加湿空気清浄機で、最大風量、加湿量、本体の大きさ、消費電力、運転音は公表値で同じです。
違いは、集じんフィルター、統合AIサービス「NIAH」への対応、電源コード、空気清浄の適用床面積の表記の4点です。
KI-WX75の適用床面積〜22畳は新しい規格での値で、従来の規格では両機種とも〜34畳です。
NIAHの音声機能と、ペット向けの電源コードが必要かどうかを基準にすると、選びやすくなります。
重視する点に合わせて選んでください。
出典
- KI-WX75 仕様(シャープ公式):https://jp.sharp/kuusei/products/kiwx75/spec/
- 2026年9月1日付 発表資料(シャープ):https://corporate.jp.sharp/system/files/2026-08/260901-a.pdf
- 空気清浄機カタログ 2025年9月版(シャープ公式):https://jp.sharp/catalog/pdf/air/SHARP-kuusei-2025-09.pdf
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